酒米の里金山、出穂早まる

気象経過(金山).png P1030504.JPG
P1030506.JPG   金山の気象経過    ニラの花盛り

 連日暑い日が続いています。中山間地の金山、特産であるニラが花盛り、真っ白な花が真夏の陽に映えています。気温は山形よりは2~3℃低いものの平年値を大きく上回っています。
 この高気温で、金山の酒造好適米”出羽燦々”は8月に入る前に早々と出穂期を迎えました。葉色はSPAD値で平均35、例年より数ポイント濃いようです。出穂が早まった分、登熟が高気温に遭遇する期間が長くなります。それだけに品質には要注意です。
 高温対策としては、地下水のかけ流しは有効です。金山ならではの地の利を生かした対処法です。刈り取りの適期、胴割れ対策など、品質向上のため対策がいつもの年より大切になるでしょう。


 

2015年8月 3日 14:32