酒米生産グループ、青田を巡る

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長井市鈴木酒造店のグループ(左)  河北町山酒4号研究会とめめず会(右〉DSC_0500.JPG

 山形は暑い!、最高気温が11日31.6℃、12日33.6℃、13日37.2℃そして今日は36℃と予報されています。この猛暑の中、酒米の生産グループが穂肥の適期を判定するため、青田巡回を行いました。
 7月11日は「長井市鈴木酒造」のグループが、出羽燦々、出羽の里を、同日、河北町の「山酒4号研究会とめめず会(めめずは、河北町の方言でみみずのこと)」が合同で山酒4号を、そして13日はJA新庄もがみ「ゆびきりげんまん」(写真右上)が出羽燦々、美山錦を見て回りました。
 メンバー全員の田んぼに入って、草丈、茎数、葉色の測定、幼穂の確認などから穂肥施用の適期、量を診断します。ところが、メンバーの田んぼの管理はそれぞれ異なります。中干しをすでに終えたもの、これからなど、実に多様です。稲の診断はしてもきめ細かな処方箋を書くのには頭を抱え込みます。でも、どのグループ、どのメンバーにも共通したのが”穂肥は今でしょう”です。
 かって、青空教室とも呼ばれ、県内では田んぼめぐりが盛んに行われました。軽トラが農道にずらっと並んでいるのを良く目にしたものです。最近では、こうした光景は珍しくなり、唯一、酒米づくりのグループだけかもしれません。
 生産者たちがお互いの田んぼの成育を観察し、栽培方法などの情報を交換し、研鑽し合うという地道な取り組み、これが蔵元に信頼される米を生む、そんな思いを持ちながら、汗を拭き拭き青田を巡ってきました。

  
 

2015年7月14日 10:15