アスク試験田の成育状況 5(7月20日)

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真夏の太陽が照りつけるアスク試験田、出穂は平年より早い
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 今日(7月21日)の山形、暑い。夏空が広がり、山形の最高気温は35℃以上の猛暑と予報されています。アスク試験田では、早生品種「はなの舞」が出穂期を迎えました。試験田を開設して10年になりますが、もっとも早い出穂です。他の早生品種「美山錦」、「羽州誉」、「龍の落とし子」にも走り穂がみられます。出穂が早まったのは、田植え後から気温がずっと高めで経過しているためと考えられます。
 さて、7月20日の成育状況は、草丈はやや長めで、茎数、葉数、葉色は並みとなっています。いずれの品種も止葉(一番最後に抽出する葉)は抽出していますが、主稈総葉数はほぼ並みと見込まれます。
 これからお盆頃にかけて、早生~中生~晩生品種の順に次々と出穂します。アスク試験田はこれら品種の種子生産が主ですので、”いつ出穂したか”、”異株が混入していないか”などの調査は欠かせません。目を光らせ、汗を拭き拭き、真夏の田んぼ廻りが続きます。

2015年7月21日 14:05