アスク試験田の成育状況 3(6月30日)

DSC_0439.JPG DSC_0453.JPG
作溝を終え、中干しに入ったアスク試験田と種子圃場
成育6月30日.jpg 成育図6月30日.jpg

 山形の梅雨入りは6月26日、平年より14日、昨年より21日、1951(昭26)年の統計開始以降、もっとも遅いとのこと。今日は、田んぼに立つと肌寒く、長そでに着替えての成育調査でした。その結果は上に示した図表のとおりです。
 酒造好適米7品種の成育状況の平均値を平年値と対比すると、草丈は105%とやや長め、茎数は93%とやや少なめ、葉数はプラス0.2葉、そして葉色はSPAD値で△1.6となっています。茎数は、成育初期の6月10日、20日とも平年を上回っていましたが、その後は停滞気味で推移しています(グラフの赤実線)。茎数が最高となるのは平年なら7月5日頃ですが(グラフ赤点線)、本年の試験田の最高分げつ期は数日早まると見込まれます。さらにそれとともに、幼穂が形成される時期も早まるでしょう。このため穂肥も早め対応が必要になります。
 試験田周辺のこの指とまれグループの羽州誉、龍の落とし子、酒未来、山酒4号の成育状況もほぼ同傾向です。作溝作業は、昨日から始まりました。タイムリーに穂肥を施用する、7月の米づくりのキーポイントです。

2015年6月30日 11:34