春の光に映える霊峰

         DSC_0225.JPG         春の光に輝く霊峰(寒河江川から月山、姥ヶ岳、湯殿山を望む)DSC_0237.JPG


 早いもので3月も半ば、県内は4月中旬並みの陽気が続いています。16日は山形市で最高気温15.5℃、17日は17℃と予報されています。山形市の霞城公園では梅がチラホラ咲き始めたとのこと、また、鶴岡市では稲のタネもみをお湯で消毒する「温湯消毒」が始まったなど、春の訪れが報道されています。
 同じ県内でも、山形市から車で1時間ほどの西川町大井沢、今冬の最深積雪は305cm、家々はまだ深い雪の中に埋もれています。でも、春の陽を浴び、雪山から絶え間なく滴る雫に春の兆しを感じます。一滴一滴の雪解け水は無数の沢水となって寒河江川に流れ込み、寒河江川は山形県の母なる川”最上川”と合流、その滔々とした流れは日本海へと注ぐのです。
 雪解けの一滴の水、この小さな水の流れが私たちを育み、田畑を潤す源、春光に輝く霊峰を望み、その恵みを感じた山里の春でした。
 

2015年3月17日 10:21