午年は豊作、今年の作柄も

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CIMG0907.JPG 山形の空は、ここしばらくは冷たい時雨の日が続いていましたが、今日(20日)は久しぶりに青空が広がっています。先日訪れた米沢市の農家では庭木の雪囲いを終え、豪雪への備えは万全です。22日は二十四節気の小雪、間もなく雪が降り積もる節を迎えます。毎年のことながら。
 さて、今年の山形の米づくり、10アール当たり収量が623kgで全国トップとなりました。量ばかりではありません。品質・食味ともトップクラスと自負しています。
 ところで、平成26年の年頭に当たっての本ブログが「午年は豊作って本当?」でした。これは、過去11回の午年の作柄が一度も平年作を下回ることがなく、豊作を記録していることを書いたものです。今年の作柄もその通り。上のグラフに示したように、明治12年(1879)から135年間の収量の推移をみると、12回連続して、それも最高の収量を記録したのです。
 午年はなぜ豊作なのか?、それを裏付けるデータの一つが7月の気温が高いことを上げましたが、本年もまたそのことは当てはまるようです。でも気温だけでしょうか。もっと他に要因はあるはずです。これから、解析してみたいと思っています。
 山形の天・地がもたらす豊かな実り、そして営々と築き上げてきた先人の努力、このことに感謝したいと思う午年の米づくりの一年でした。

2014年11月20日 10:50