品質は上々"酒米の里金山"

P1020857.JPG P1020844.JPG
晩秋”酒米の里金山”  天井まで積まれた酒米”出羽燦々”
P1020852.JPG P1020854.JPG P1020846.JPG
検査に目を光らせるJA金山笹原さん  青米はやや多いものの品質は上々 ”GAP”米のシールを貼った出羽燦々


 10月8日、二十四節気の寒露。この日、”酒米の里金山”は最低気温4℃まで下がりました。暦どおりの肌寒い里の朝は、すっぽりと濃い霧に包まれ、晩秋を迎えた田んぼは静まり返っていました。
 稲刈りはほぼ終わり、JA金山の倉庫には、酒造好適米”出羽燦々”、”美山錦”が天井までうず高く積まれています。「今年の酒米は、青米がやや目立つものの粒張りが良く、品質は上々、一等米の比率は93%は下らないでしょう」と、連日の米検査に目を光らせるJA金山の笹原さんの頬もほころびます。
 ここに集荷された酒造好適米は、生産者別にサンプルを取り、アスクが千粒重・整粒歩合・心白率・タンパク質含有率などの品質調査をします。そのデータをとりまとめた資料は、60数名一人ひとりに配布し、より高品質な酒米づくりに役立つようにしています。酒米の里ならではの地道な取り組み、始めてからもう10年になります。
 今年も品質は期待できそうです。日に焼けた生産者の笑顔を思い浮かべながらの調査が楽しみです。

2014年10月 9日 10:58