酒造元旦、酒造好適米種子の脱穀

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 早いもので神無月。その語源は、諸説あるようですが、新穀を醸す月なので「醸成月(かみなしつき)が転じたとする説もあります。また、この月は酒造りを始める「酒の月」ともいわれ、10月1日は酒造元旦の祝う日でもあります。
 これに因んだわけでもありませんが、この日、アスク試験田で刈り取った酒造好適米品種の脱穀作業を行いました。脱穀したのは原原種(基本となるタネ)9品種です。タネですから、一粒たりとも他品種と混入しないよう、細心の注意を払いながらの作業です。箒、掃除機、送風機は必需道具です。一品種の脱穀は10分ほどで終えても、その後の掃除が大変、三倍も時間がかかります。このような手間の入る作業ですが、このことで純正な種子が生産されます。
 県内の蔵はこれからが本番、アスクもまた、酒米種子の調製や新米の品質調査で忙しくなります。調査したデータは本ブログからも紹介します。
 

2014年10月 2日 11:57