アスク試験田から 4(7月20日の成育)
久しぶりに青空が広がる(7月21日:天童市寺津にて)
7月4半旬(7/16~20)の気象は、平均気温が田植え以降初めて平年を下回り、また、日照時間は平年比31%と少なく経過しました。でも、21日には久しぶりに夏空が広がり梅雨明け間近かを告げています。
さて、アスク試験田の成育、7月20日の調査によれば、草丈は平年並み、茎数は平年比126%、葉数は0.6枚と共に多く、葉色はSPAD値で39とやや濃い状況にあります。いずれの品種も止葉(一番最後に抽出する葉)は抽出していますが、主稈総葉数は平年より1枚ほど増え、13枚になるようです。試験田開始以来の最高です。これも、6月に成育が抑えられた反動でしょうか。
このため、出穂は本年の気象経過からみれば早まるはずですが(7月11日ブログ)、アスク試験田のイネは、葉数が増えた分、平年並みかむしろやや遅れると見込まれます。
出穂が遅れ気味とはいっても、ついこの間田植えしたと思っていたら、もう出穂か、という気持ちです。これからお盆頃までは出穂の調査、とりわけ種子田では異株が混入していないかに目を光らせながら、汗を拭き拭きの田んぼ回りが続きます。
2014年7月22日 11:29