アスク試験田から 3(7月10日の成育)

           7月10日成育.jpg 成育図(7月10日).png


 台風8号が通り過ぎたのでしょうか。強い雨が降った後、時折青空が顔を見せるようになりました。
 7月10日現在のアスク試験田の成育は、草丈は平年並み、茎数は平年比128%、葉数は0.6枚と共に多く、葉色はSPAD値で38とやや濃い状況にあります。とくに、分げつは6月20日頃まで発生が抑えられたたためか、まだ増え続けています。もう、切り上げてほしいのですが、思うようにコントロールできません。
 さてこれからの田んぼの管理、中干し後は湛水と落水を3~4日間隔で繰り返す水管理を行います。穂肥は10日にNK化成を例年より遅めでしたが施用しました。
 田植以降、気温はずっと高めで経過し葉数の展開は進んでいます。このため、出穂は早生品種で7月27日、中生で7月30日頃、昨年同様に早まると推察されます。酒米の高品質生産には、今年もまた出穂後の水管理などの高温対策がとくに大切になると考えています。

2014年7月11日 14:24