酒米の里に春の萌し

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 酒米の里に久しぶりに真綿色の姿を現わした鳥海山(左)と、奥羽山系の峰々

 酒米の里金山にも遅い春の萌しが訪れました。昨日(3月17日)は最高気温7℃、雪一面の里にまぶしい光が注ぎました。それでも雪はまだまだ多く150cmも積もっています。平年の倍近くです。
 西の空には、真綿色の着物の裾を広げた優雅な鳥海山がうっすらと、対照的に、東の空には荒々しい奥羽山系の峰々がくっきりとその姿を見せてくれました。青空の下に広がる雪原と屹立する真っ白な山々、酒米の里ならではの原風景です。
 やがて4月も半ばに入ると、黒い大地が表れ、雪解けを待っていたかのように一斉に農作業が始まります。一冬大雪に苦労しながらも、酒米の里に降る雪は、田んぼを潤し、芳醇な酒を醸す米を育む空の恵みでもあります。


 

2014年3月18日 11:43