雪の舞う中、新春の風物詩"初市"

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 七日町通りには臼や杵などを売る露店が立ち並ぶ
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 新しい年が明け、山形は穏やかな日が続いていましたが、10日は一転して冬型、今朝の最低気温は氷点下6℃、雪が舞う真冬日となりました。この冷え込みの中で、山形の新春の風物詩”初市”が立ちました。山形市の初市は、約400年前の江戸時代初期から続く伝統行事です。
 十日町から七日町にかけての目抜き通りには、華やかな団子木、商売繁盛や長寿を願うカブ、白ひげといった縁起物の野菜、山形市切畑地区の木工品の臼・杵・まな板などを売る多くの露店が立ち並び、大勢の買い物客でにぎわいを見せていました。また、民族文化サークル四方山会による「出羽餅搗道」が披露され、巧みな杵さばきとユーモアを交えた餅つき踊りが花を添えていました。
 寒さに縮こまりながらも、威勢のいい売り声と踊りに、春が一歩近づいている、そんな気配を感じた初市でした。

 

                                

2014年1月10日 15:09