新品種開発をめざす水田農試を訪ねて

 P1000603.JPGP1000591.JPG 
  P1000587.JPG 世代短縮用温室ではイネが青々と育ち、育種のスピードアップが図られている

 おいしいお米として人気上昇中の「つや姫」、全国食味ランキングで19年連続特Aに輝いている「はえぬき」、そして酒造好適米では全国第4位の生産量の「出羽燦々」など、多くの優れた品種が誕生している水田農業試験場(鶴岡市藤島)を訪れました。本年2回目の訪問です。
 試験場では、ポスト「つや姫」、「はえぬき」の開発に向け、米のおいしさを決める成分のひとつアミロースを測るオートアナライザーが新たに導入されていました。また、温室の中では、交配して間もないイネが青々と育ち、育種のスピードアップが図られています。研究への取り組みがより強化されていることを実感します。
 本ブログの前号(12月13日)で農業研究センターの食味検定の模様を紹介しましたが、”山形のおいしい米づくりは、試験場のこうした弛むことない研究に育てられている”、このことに意を強くし、雪が降りしきる試験場を後にしました。

2013年12月18日 14:04