酒造好適米"愛山"の種子を精選

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P1000561.JPG 種子調製作業と袋詰めしたASK愛山

 兵庫県小野市で酒米を作る松本栄一さんが手塩にかけた”幻の酒米愛山”の種子が山形に到着しました。アスクが愛山を松本さんに委託している経緯については本ブログでもたびたび紹介しています。
 到着した愛山は松本さんが10月下旬にコンバインで刈り取り乾燥したままですので、芒(のげ)、枝梗(しこう)、粃(しいな)、ワラ屑などが混入しています。倒伏したこともあって、小さな石ころも混じっています。そのままでは種子としては使えません。これらの夾雑物は脱芒機や選別機で取り除くなど調製しなければなりません。兵庫県で作られた愛山を山形まで、という手間暇かけたのもこのためなのです。
 愛山は早速、”この指とまれの山口泰弘・平吹正直さん”の経験豊かな名コンビによって調製されました。上の写真からもわかるように、調製前の種子と調整後の種子とではそのきれいさに違いがあることは一目瞭然です。
 調製された愛山の種子は来年”アスク愛山”として兵庫県の生産者の手元に配布されます。さらに、アスク愛山の厳正な種子生産のため、その元種(原々種という)の系統栽培をも行うことにしています。
 幻の酒米”アスク愛山が醸すキレのある酒”は”確かなタネ”から生まれるのです。
 
 
 

 

2013年11月25日 11:47