アスク試験田"登熟進む"

気象図8月15日.jpg

8月の気象経過(山形市)P1000222.JPG

山形は8月第2半旬(8/6~)に入ってから、連日厳しい暑さが続いています。8/6~8/15までの最高気温が31~36℃、平均気温は27.3℃で経過しました。
でもこの暑さ、昨年の猛暑とは少し趣が違うようです。お盆に入ってから、日中は35℃と暑いのですが、最低気温が20℃まで下がり、早朝は肌寒くさえ感じます。
最高気温が高く、最低気温が低い、すなわち一日の気温較差が大きいことは、酒造好適米品種にとって、心白の形成や粒の充実には最高のプレゼントです。願わくはこの天気、もう少し続いてほしいのですが。
アスク試験田の実りは、出穂期が早まったことに加え、この暑さで一段とスピードアップしました。早生品種は穂を垂れ、黄金色を帯び、刈り取りが早まることを告げています。
早朝の田んぼを吹き渡る涼風に、「秋こぬと目にはさやかに見えねども……」を肌で感じた山形のお盆でした。

 P1000224.JPG P1000227.JPG
黄金色を帯びてきた早生酒造好適米品種の羽州誉(左)、龍の落とし子(右)

2013年8月16日 15:52