"雄町"生産者と杯を交わして

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赤坂特産雄町米研究会岩藤会長(写真右)  雄町を作る若い担い手達(写真左:片山さん、中央:岩藤さん)

慶 応2年(1866)、備前国雄町村の篤農家岩本甚造翁が育成した酒造好適米”雄町”、岡山県を中心に150年近くにわたって、おしい酒を醸してきました。 のみならず、”山田錦”、”五百万石”など、わが国の著名な酒米品種の殆どが、雄町の血を引いていると言っても過言ではありません。
半面、雄町は丈が長いため倒れやすく、生産者泣かせの品種でもあります。それだけに、栽培には高度な技術が必要とされています。
雄町の一大産地が岡山県赤磐市、その中心である「赤坂特産雄町米研究会」(岩藤英彦会長)の皆様と交流する機会に恵まれました。8月1日に東京で開催され た「第5回雄町サミット」です。アスクも後援として参加しました。また、研究会が栽培する雄町の品質を毎年調査し、品質向上の一助を担っています。そうし た縁もあって、岩藤会長をはじめ、後継者の龍穂さんら若い米づくりの担い手達とも雄町の作柄などを肴に、杯を交わすことができたのは望外の喜びでした。
今年もまた研究会が汗し作った”雄町”の品質を調査します。サミットで出会った一人一人の顔を思い浮かべながら。
 

2013年8月 5日 15:50