アスク試験田の成育状況(7月10日)

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7月に入って、山形の天気は日照時間が少なく、夜温が高い梅雨空が続いています。
試験田の成育は、茎数は平年並みになりましたが、依然として草丈が長く、葉数が多い状況にあります。茎の基部には幼穂が成長しており、その長さから、出穂は「龍の落とし子」・「羽州誉」の早生品種では7月28日~29日頃、「酒未来」・「出羽燦々」・「山酒4号」などの中生品種では8月1~2日頃、平年より1~2日早まると推察されます。
また、葉数は平年より0.9葉多くなっていることかあ、最後に抽出する葉の数は各品種とも平均して平年より0.5葉ほど増えるのでは、と思われます(止葉は早生で12葉、中生で13葉)。
草丈が依然として長いのは、夜温が高めに推移していることから、下位節間が伸びているため?と考えられます。こうした稲体は、収穫期の強い風や雨でに倒伏しやすいと言われています。”倒伏には要注意”がこれからの管理のポイントになりそうです。

2013年7月10日 15:45