アスク試験田の成育状況(6月20日)

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6月20日の成育状況(左:試験田全景、右:酒未来の種子生産圃場)

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山形の空は18日にようやく梅雨入り、平年よりは6日ほど遅いとのこと、これで暑さは一段落です。試験田の成育は、6月に入ってからの好天続きで平年を大きく上回り、草丈は平年比142%、茎数126%、そして葉数は1.3枚多いという状況です。この成育ぶりは、試験田が平成17年にスタートして以来の最高の値を示しています。
「青田と子供はほめられぬ」の諺ありますが、りっぱに見える青田ほど、これからの管理は難しくなります。とりあえずは、早めの作溝・中干しで成育を抑えることです。「この指とまれ」グループはすでにその準備作業に入りました。
青田を見事な黄金色に染め出来秋を迎えたい。それには、成育のコントロール技術や気象経過にあったタイムリーな管理など、米づくりの真価が問われる年ではないでしょうか。

中干し:田んぼに小ヒビが入るぐらいに干す作業、分げつの発生を抑制する効果がある
作溝:中干し前に田んぼに3~5m間隔に溝を掘る作業、中干しの効果を高める

 

 

2013年6月21日 13:04