酒米の里金山"田植え真っ盛り"

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田んぼには一斉に水が張られ、田植え真っ盛りを迎えた酒米の里金山(上台から)

5月21日は二十四節気の一つ小満、陽気
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がよくなり草木が繁茂し、天地に満ちる時季を指すと言われています。その言葉通り、今週に入ってから、山形は好天が続いています。
酒米の里金山は、この空を待ちかねたかのように、今、田植えの真っ盛りを迎えています。
この日、JA金山酒米研究会会長松澤信矢さんは、酒造好適米「出羽燦々」を田植えしました。植付株数37株/坪の疎植です。松澤さんが酒米の疎植栽培という新たな技術に挑戦して3年目、この間、すぐれた品質が高く評価され、山形県酒米コンテストでは知事賞に輝いています。
しかし、中山間地の金山での疎植栽培には不安材料があります。それは、田植え後に冷害気象が襲来した時、慣行栽培より分げつ(茎の数)が抑制されやすいと考えられるからです。幸いにも、疎植栽培に挑戦して2年間は天候に恵まれました。
冷害が来ないことを願いながら、これからの1か月、酒米づくりのベテラン松澤さんの気と手の抜けない田んぼ回り
が続きます。

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疎植栽培の田植え直後の田んぼ

 

 

 

 

2013年5月23日 11:00