アスク社員、田植えにさわやかな汗

5月15日、恒例になってDSCN5259.JPGのサムネール画像

いる社員によるアスク試験田の田植えが行われました。日ごろの精進のたまもの?、この日はこれまでの空とは打って変わり、絶好の田植え日和に恵まれました。
河合社長の激励の言葉を受け、一斉に田んぼへ。早乙女たち華やいだ声、泥に足をすくわれ悪戦する新人などなど、いつもながらのほほえましい田植え風景です。
試験田に植えるのは、酒造好適米品種「羽州誉」・「龍の落とし子」・「山酒4号(玉苗)」・「酒未来」・「改良信交」・「京の華」・「酒の華」・「キヨニシキ」・「はなの舞」・「雪化粧」の原原種(一番元になるタネ)です。タネの生産ですから、他の品種とは混ざらないよう、賑やかさの中にも、緊張感をもって、一本一本の苗を丁寧に植えます。
試験田には、これらの品種に加え「出羽燦々」・「出羽の里」・「美山錦」の成育や品質を調査する「酒造好適米品種特性比較試験」も設置されています。
社員が植えた苗は、5日ほどで根付き、8月の初めには穂を出し、9月中ごろに収穫されます。その間4か月、品種の特性をしっかり維持するために観察は欠かせません。さらに、草の長さ(草丈)、稈の長さ(稈長)、穂の出る時期(出穂期)などを調査します。刈り取り後は、整粒歩合・胴割れ粒歩合・心白粒歩合・タンパク質含有率などの酒米にとって大切な特性を調査します。
「品種特性比較試験」では、6月10日から10日ごとに成育を、収穫後は収量と品質を調査します。これらのデータは、酒米品種の作柄情報として、本ブログから逐次流しますのでご活用ください。
田植えは2時間ほどで終了、試験田に立つ「米の山形酒の国」の看板をバックに、社員一同痛む腰をのばしながらの決めポーズ、今年もまた、出来秋を喜んで迎えられるよう期待して。

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試験田全景

 

 

 

 

2013年5月16日 11:16