酒造好適米づくりは土づくりから

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平吹正直さん達、山形ハーベストはタネまきが終わり、休む間もなく土づくり肥料の散布に追われています。
田んぼの土の力”地力”は、米の収量や品質に大きく影響します。米づくりにとって、それを高めるための土づくりは基本中の基本と言ってよいでしょう。
土づくりには、①堆肥・わらなどの有機物の施用、②土づくり肥料の施用、③土を深く耕すなどの方法があります。なかでも、ケイサンを含む土づくり肥料の施用が重要です。
イネは、ケイサン植物とも呼ばれるほど、多量のケイサンを吸収します。ところが、田んぼや灌漑水中のケイサン量は年々減少しています。このため、不足する分を土づくり肥料として与える必要があります。
ケイサンがイネに吸収されると、デンプンの生産が盛んになり、酒米品質の3条件、”粒が大きいこと”、”心白率が高いこと”、”タンパク質含有率が低いこと”を向上させます。また、夏の猛暑への抵抗力を高めるとも言われています。
この指とまれグループが作る酒造好適米「羽州誉」、「龍の落とし子」、「酒未来」の田んぼに散布した土づくり肥料、その力を発揮し、本年も高品質の酒米を育んでくれるでしょう。

 

 

2013年4月19日 10:50