「山田錦」発祥の地で和が

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酒造好適米として名を馳せている「山田錦」、灘の生一本のみならず日本中の蔵でおいしい酒を醸しています。「山田錦」は、「山田穂」と「短稈渡船」との交配から誕生しましたが、母方の「山田穂」の生まれ育ったのが兵庫県多可町です。こうした関係もあって、多可町は「山田錦発祥の地」の看板を掲げています。もちろん、「山田錦」の一大産地でもあります。
この発祥の地に秋田村が出現したのです。兵庫県の町と秋田県の村が合併?、否、そうではありません。秋田村は、秋田県の各蔵元に”多可町の山田錦”を、との熱い思いで作る田んぼの愛称名なのです。
村が生まれて2年目となった3月7日、多可町中町山田錦部会の生産者、秋田県内の蔵元、JAみのり、全農兵庫、多可町そしてアスクなどの関係者約70名が一堂に会し「秋田村山田錦生産者大会」が開催されました。
大会では、秋田村の取り組み、24年産山田錦の成育と検査結果、秋田村山田錦の品質についての報告などがあって、終了。
その後に開かれた懇親会、なんといっても、大会のメーンです。酒はもちろん秋田産、山田錦が醸す香りを酌み交わしながら、酔うほどに、そこには”米を作る人と酒を造る人”の輪と和が。
本年も高品質の山田錦を、芳醇な酒を、との思いが通じあい、その絆に一足早い春を感じた山田錦発祥の地でのひと時でした。

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中町山田錦部会 安平安博氏      秋田県酒造組合 佐藤譲治氏

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24年産山田錦の品質を報告(アスク)    大会終了後は生産者と蔵元との輪と和が
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2013年3月11日 12:07