豪雪"酒米の里金山"に再び春

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松沢(中央)、伊藤(左)、阿部((代理、右)の各氏  高橋副知事より知事賞
酒米の里金山の積雪は216cm(2月21日)、例年をはるかに上回る豪雪に見舞われ、JA金山酒米研究会のメンバーは 毎日除雪作業に追われています。その合間を縫って、メンバー13名が、春の兆しが感じられる山形市へとはせ参じました。山形県酒造好適米振興対策協議会が主催する「第15回酒米の里フォ-ラム」で受賞するメンバーと喜びを分かち合うためです。
優良酒米コンテストでは、JA金山酒米研究会のメンバーが今回も上位を独占、次の3名の方が受賞しました。
山形県知事賞 :松沢信矢氏

全農山形本部会長賞:伊藤孝二氏

酒造適正米生産協議会賞:阿部信弘氏
とくに、知事賞は22年(松沢信矢氏)、23年(丹 隆一氏)、24年(今田政男氏)に引き続き4年連続の受賞です。まさに、酒米の里金山の面目躍如、グローバルGAP認証に引き続いて再び春の訪れです。
この快挙は、受賞者一人一人の努力にあることはもちろんですが、グローバルGAP認証、品質向上への取り組みなど、研究会の日ごろの活動もまた高く評価されたと言ってよいでしょう。さらには、JA金山、蔵元、アスクの関係者の支援もあったと思われます。
知事賞を2回受賞した松沢氏は「出羽燦々」の品質向上の要点を、①稲体を強くして倒伏させない、②長年にわたる土づくり、③健苗づくり、④高温対策として夜間かけ流しの水管理、⑤胴割れ粒発生を防ぐ乾燥法、⑥2.1mmの網目での選別、と述べています。
高品質の酒米づくり、それは基本技術の励行に加え、品質向上への弛まぬ努力の積み重ねにある、松沢氏の体験から教えられました。

 

2013年2月22日 12:53