棚田"晩秋の色深し"

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日本棚田百選の朝日町椹平(くぬぎだいら)、そこには黄金色の田んぼと、稲杭が描く幾何学模様が広がっていました。そして、田んぼから見上げると、枝もたわわになるほどに実った深紅のりんご、まさに棚田の晩秋は、豊かな実りに彩られていました。
椹平の棚田は、かっては桑畑でした。先人たちが自力で整備し、扇形に広がった今の棚田が生まれたと言われています。棚田は、いうまでもなく米を生産する場です。きつい勾配の田んぼという厳しい条件の中にあって、米を作り続けるのは大変だったはずです。
地域の人たちのたゆまぬ米づくりへの情熱があって、この美しい原風景を守ってきたに違いありません。頭の下がる思いで、棚田を後にしました。



 

2012年10月15日 10:23