稲刈り日和りはいつ?

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刈り取り日和はいつ?(アスク試験田の稲刈り:9月18日)     酒造好適米品種の種子脱穀作業

山形は今日も朝から雨です。稲刈りがスタートしたのもつかの間、19日からぐずついた天気が続き、稲刈りは遅れています。田んぼには、シートで覆われたコンバインが、手持無沙汰のように佇んでいます。”9月の空豹変す”に農家は戸惑っています。
アスク試験田の種子の収納は、雨が降り続く前に終えたことから、21日に室内で脱穀作業を行いました。脱穀したのは、酒造好適米品種の原々種(一番基になるタネ)です。
一粒たりとも他品種と混入しないよう、箒、掃除機、送風機は必須の道具です。一品種の脱穀作業は10分で終えても、脱穀機や周囲の掃除にその3倍もかかります。
脱穀した種子は、後日、脱芒(だつぼう)作業といって、種子の先についている芒(のぎ)、種子の下についている枝梗、そして粃(しいな)などを取り除く調製をします。
このような丁寧な手作業によって、純正な基本種子が生産されるのです。

 

2012年9月24日 11:03