高品質酒米生産に向け、着地はピタリきめよう!

 

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研修会に集ったJA金山酒米研究会のメンバー
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今田政男さん圃場:出羽燦々           松沢信矢さん圃場:出羽燦々

酒米の里金山、酒造好適米「出羽燦々」・「美山錦」を生産するJA金山酒米研究会(会長:松沢信矢)のメンバーの研修会が9月6日に開催されました。
この日は、久しぶりに雨らしい雨に恵まれ、これまでの猛暑は一服、秋を感じさせる夜、30数名が集まりました。
メンバーの開口一番が「今年の米の品質はどうなるだろう」という心配の声。今年と同じように暑かった平成22年には品質が大きく低下したからです。酒米づくりのベテラン農家も、夏の暑さには頭を抱えているようです。
「出穂後の最低気温が低く、気温較差が大きいこと、また、日照時間が多いことから、金山では豊作が期待され、品質の低下は小さいのでないか」、という講師の話にも、一抹の不安はあるようです。
高品質の酒米生産、その着地をピタリと決めるには、刈り取りまでの約10日間は田んぼを過度に乾かさない、出穂後の積算気温と青モミ歩合による適期刈り取りの判定、そして、胴割れ粒の発生を防ぐ乾燥など、基本技術をしっかり励行することにあることを確認しあいました。
研究会メンバーは、この10月下旬にはGLOBAL GAPの本審査を受けます。それへの対応の仕方や取組みの説明に熱心に耳を傾け、いつもよりは緊張感を持っての研修会でした。
10日後の、9
月15日過ぎから「出羽燦々」の刈り取りは始まります。高品質の酒米が生産されることを願うばかりです。

 

 

 

 

2012年9月 7日 09:51