山酒4号(玉苗)研究会、品質向上を確認しあう

DSCN4422.JPG DSCN4420.JPG

山酒4号の田んぼを巡回する研究会メンバー

9月12日、低く黒雲が垂れこめ、今にも雨が降りそうな空の下で、酒造好適米山酒4号(玉苗)研究会(山形県河北町)のメンバーが刈り取り前のほ場を巡回しました。
この巡回は、毎年行っているもので、メンバーのほ場を観察し、品質を高めるための刈り取り適期の診断、乾燥法など、お互い情報を交換し合う場です。
メンバーそれぞれの田んぼ、総じて穂はやや短いものの、きれいな熟色をしており、期待できる稲姿でした。懸念されるのが、高温が品質にどう影響するかです。
山酒4号は、高温条件で登熟すると、心白が大きく腹側に流れやすいという特性を持っています。心白が大きいと、乾燥スピードが速まります。過乾燥による胴割れ粒が発生しやすくなります。このため、乾燥には特に注意を払うよう確認しあいました。
ほ場巡回を終えた途端に土砂降り、でも田んぼにとっては恵みの雨でした。久しぶりの雨に出来秋を期待し、懇親会が大いに盛り上がったのは言うまでもありません。

2012年9月12日 10:15