酒米づくりへの新たな挑戦(10)

 

DSCN4331.JPGDSCN4334.JPGのサムネール画像
疎植栽培の穂は黄色く垂れ、登熟は早い(松沢信矢さん圃場:8月23日)

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慣行栽培(柿崎公一さん圃場)            慣行栽培(今田政男さん圃場)

8月下旬に入ったのに、山形市の最高気温は35℃以上の猛暑日が続いています。でも、酒米の里金山町は中山間地のため、最高気温33℃、最低気温が21℃前後、しかも日照時間が多く、稲の稔りには良好な気象条件となっています。
さて、JA金山酒米研究会松沢信矢会長が酒造好適米「出羽燦々」の高品質米生産をめざす「疎植栽培」の圃場は、穂が黄色味を帯び、登熟は周辺の慣行栽培のものより早まっていることがわかります。この傾向は、昨年も同様にみられたことから、稔りのスピードが早いのは、疎植栽培の特徴の一つと考えられます。
これから刈り取りまでの約20日間、水管理、適期刈り取り、胴割れ粒発生の軽減など、稔りのスピードに対応した、高品質米生産のフィニッシュに向けての挑戦は続きます。


 

 

 

2012年8月24日 11:56