酒米の里 グローバルGAPの認証をめざす

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 出羽燦々 順調な成育(松沢氏圃場) 田上隆多氏の説明に熱心に耳を傾けるメンバー

 酒米の里、金山町のJA金山酒米研究会(松沢信矢会長)が、消費者と蔵元が求める安全・安心な酒米の生産と環境保全に応え、JGAPを取得して2年経過しました。
 本年からさらなる飛躍をしよう、それは酒の海外市場をもターゲットにした酒米の生産です。同研究会はこの目標に向かって、グローバルGAP認証をめざし取り組んでいます。
 グローバルGAPは
 ①農作業にともなう環境への有害な影響の最小化
 ②農薬などの化学物質の使用の減少
 ③農業者の健康安全の確保
の3本柱に対する具体的な基準を設定する世界規模の民間団体です。
 同研究会がこれまで取得したJGAPは、グローバルGAPの強い影響を受けており、両者は基本的には同じとも言われていますが、基準はグローバルGAPが厳しいのでは?と思われます。研究会のメンバーは、事前に”グローバルGAPとは”、の説明は受けてはいるものの、いざ検査を受けるとなると一抹の不安があります。
 そこで、6月18日にはAGIC(エ-ジック)の田上隆多氏を講師に迎え、農場管理記録票の記入方法など、6月25日からの内部検査の際の必要事項について、詳細な説明を受けました。また、班編成されたメンバー同志がお互い話し合うことで、その心構えをより強くしたようです。
 認証までは、まだまだクリアしなければならない高いハードルが待ち受けています。でも、それを乗り越えてこそ、名実とも”酒米の里金山”と誇れるのではないでしょうか。そして、酒米のみならず、これからの米の生産のあり方にも一石を投ずる、そんな思いでメンバーの取り組みを支援しています。
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  記録票「などの内部検査を受ける松沢会長  農薬・農機具の保管状況を検査

2012年6月19日 11:25