アスク社員、さわやかな空の下で田植え

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 恒例となっているアスクの社員による田植えが5月19日、さわやかな空の下で行われました。予定は18日でしたが、この日は生憎の土砂降り、やむなく19日に延期せざるを得ませんでした。このため、例年よりは少ない社員で、否、少数精鋭での田植えでした。
 河合社長の激励を受け、一斉に田んぼへ。早乙女たちの華やかな声はいつもよりは小さめでしたが、それでも、いつもながらの賑やかなアスクの田植え風景です
 試験田に作付するのは、酒造好適米品種「羽州誉」・「龍の落とし子」・「山酒4号(玉苗)」・「酒未来」・「京の華」・「酒の華」・「改良信交」、それに「キヨニシキ」・「はなの舞」・「雪化粧」の原々種(いちばん元になるタネ)です。他の品種の苗とは混ざらないよう、気を付けながらの田植えです。
 また、試験田には、これらの品種と「美山錦」・「出羽燦々」・「出羽の里」を加え、「山形県の酒造好適米品種の特性比較試験」が設置されています。
 さらには、「愛山」・「山田錦」・「雄町」・「五百万石」など、酒米の代表的品種が試験田ではどのような成育をするのかを観察できる見本田もあります。
 社員が一本一本植え付けた苗は、5日ほどで根付き、8月の初めには穂が出ます。そして、9月中ごろには刈り取られます。その間、品種の特性を厳密に維持するために、出穂期などの特性調査、刈り取り後は品質(心白歩合、タンパク含有量など)調査を行います。
 「品種特性比較試験田」では、6月10日から10日ごとに草の長さ、茎の数、葉の数などの成育調査、刈り取り後は収量と品質を調査し、これらのデータは、酒米品種の作柄情報として、本ブログから逐次お知らせすることにしています。ご活用ください。
 田植えを無事終えた後、痛む腰をのばしながら、これまた恒例になっている試験田の看板をバックに社員一同記念写真に納まりました。今年もまた、出来秋を喜んで迎えられることを期待しながら。
 
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2012年5月21日 11:30