酒米の里金山に春の訪れ

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 酒米の里 金山                    白一色の田んぼ(後方は鳥海山)

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 4月20日は二十四節気のひとつ「穀雨」です。穀雨とは「雨が降って百穀を潤す」、この言葉に合わせるかのように、山形県内陸地方では、米づくりに向けて、タネまきが盛りを迎えています。
 酒米の里金山にも、ようやく春が訪れました。4月に入ってからも1m近くあった雪は、ここ数日のDSCN3843.JPGのサムネール画像暖かさで一気にとけ、畦畔の所々からは、黄色く色づいたフキノトウが顔をのぞかせています。田んぼは見渡す限り白一色ですが。
 でも、酒米づくりのタネまきは例年通りに進んでいます。酒米研究会松沢信矢会長は4月19日に800箱をまきました。これから1週間ほどかけてまき終わるとのこと。
 タネをまいた箱は写真のように育苗箱に何段にも積み重ねられ、32℃で2日ほど加温したのち、ハウスに並べます。そして、5月20日ころの田植えまでの約1か月間、霜や風に注意を払い、気を遣いながら育てます。
 遅い雪解けに、酒米の里はまだ静まり返っていますが、桜花爛漫を迎える5月初め、春耕のトラクターが行き交い、田んぼにはいつもながらの賑わいが戻ってくるでしょう。
   

2012年4月20日 11:30