GAP認証3年目に向けて(JA金山酒米研究会)

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         秀麗鳥海と金山杉と白一色の田んぼと(2月29日)

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 酒米の里金山は早春賦を捩れば春は名のみの雪の多さや”という感じでしょうか。でも、春はそこまで近づいてきました。一面1.5m近い雪に埋もれた白一色の田んぼにそそり立つ秀麗鳥海、その姿を眺望できるのも、それを告げているようです。
 春の声とともに、JA金山酒米研究会の活動も始動しました。2月29日、松沢信矢会長らメンバー、JA、全農、そしてアスクの関係者が、GAP認証3年目に向けて一堂に集いました。
 酒米研究会は、酒造好適米「出羽燦々」の生産のみならず、米のタンパク含有量の分析をなどを通じて、品質向上に取り組み、その評価は年々高まっています。研究会は、これに満足することなく、さらなる向上をめざし、平成22年にはメンバー34名がJGAP団体認証を取得しました。認証取得まで紆余曲折を経ながらも、酒米生産でのJGAP認証は全国で初めて、という快挙でした。
 その取り組みの特徴の一つは、研究会自らがGAP指導員を育成し、メンバー同士でGAPの指導や監査をする体制を築いていることです。今一つが、JAとアスクが現場での様々な課題の解決に取り組んでいることにあります。
 蔵元に信頼される安全・安心そして高品質の酒米を、深々と冷え込む夜、集ったメンバーの熱気は、雪解けを待ってスタートするブランド「出羽燦々」づくりをより確かなものにしていくことでしょう。

2012年3月 2日 11:26