"JA金山町酒米研究会"面目躍如

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 左から松沢信矢、今田政男、丹 隆一氏     高橋副知事より表彰状を受ける今田氏

 2月15日、山形県酒造好適米生産振興対策協議会が主催する「第14回酒米の里づくりフォーラム」が開催され、優良酒米コンテスト「出羽燦々」の部では、JA金山町酒米研究会のメンバーが三賞を独占、次の3名の方が表彰されました。
 山形県知事賞:今田政男氏
 全農山形県本部会長賞:丹 隆一氏
 酒造適性米生産対策協議会賞:松沢信矢氏
まさに、”酒米の里”金山の面目躍如というところでしょうか。
 研究会が生産する「出羽燦々」の品質は、アスクが毎年タンパク含有量などの品質を分析し(23年産は65点)、そのデータに基づいて、メンバー自らが適正な穂肥の施用、ケイサン資材の追肥などに取り組み、品質は毎年向上していることは、本ブログでもたびたび紹介しています。
 知事賞は、22年(松沢信矢氏)、23年(丹 隆一氏)に引き続いて3年連続という快挙は、受賞された方の努力はもちろんのことですが、GAP認証への取り組みなど、研究会全体の酒米づくりへの活動もまた高く評価されたのではないでしょうか。さらには、JA金山、蔵元、アスクの関係機関の支援もあったからと思われます。
 知事賞を受けた今田氏は、「出羽燦々」づくりの要点は①倒伏させない適切な施肥量、②ケイサン資材による稲体の充実、③登熟後半までの水管理にあるとしながらも、GAP認証に取り組む姿勢も品質向上に結び付いてていると、体験談で述べています。
 高品質、安全・安心な酒米作り、それは”基本技術”に加え、研究会の米作りへの積極的な活動にもあることを、生産現場から教えられました。
 

2012年2月17日 11:46