23年産米の品質調査始まる
10月3日、月山・朝日・鳥海・蔵王の峰々で初冠雪が観測されました。平年より15日、昨年より26日も早いとのことです。高山には、一気に冬が訪れたようです。
さて、田んぼでは、コシヒカリ、つや姫の晩生品種の刈り取りが終盤に入り、アスクは入荷の作業に追われています。酒造好適米のサンプルも県内外の産地から送られてきました。いよいよ23年産米の品質調査のスタートです。
アスクでは、一般米・酒造好適米の品質調査を毎年実施し、そのデータと解析結果は、生産者と蔵元に提供しています。
調査する特性は、一般米では玄米品質とタンパク含有量、食味検定などです。また、酒造好適米では、玄米タンパク含有量・千粒重・心白粒歩合・胴割粒歩合などです。これらは、専用の機器を用いて調査します(写真)。
毎年毎年異なる気象条件のもとで生産される米、その品質を調査・分析し、その結果を生産者や蔵元で生かしていただきたい、そんな思いを込めて、一冬かけての調査が続きます。
酒造好適米の品質(心白粒歩合など)調査 穀粒品質判別器
米の成分による食味判定 炊飯米の食味を判定
2011年10月 5日 15:21