23産米の品質・食味評価は良好

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        西川町大井沢の寒河江川より月山・湯殿山を眺望(10月10日)

 23年産米の品質・食味の評価は?、ズバリ”良好”と言ってよいでしょう。玄米の外観は光沢があって、22年産のような白未熟粒の混入タンパク含有率比較.jpgはみられず、検査米のほとんどは1等に格付けされています。
 また、玄米成分をサタケ食味計で測定定すると、「はえぬき」のタンパク質含有率は、23年産は平均値で7.4%です。22年産が8.0%でしたから、0.5%は低い傾向にあります。
 一般に、米のタンパク質含有率が高いと、硬く、粘りののないご飯になります。
 米のタンパク質が高いとなぜ食味は低下するのでしょうか。それは、米のタンパク質の中のプロラミンという顆粒が米の表面に多いと、水が粒の中までしっかり入らないので、ふっくらと炊けず、味が落ちるためと言われています。
 23年産米は、昨年のような猛暑に会うことなく、順調に稔ったことでタンパク質含有率の低いおいしいお米に仕上がりました。山形の新米をご賞味ください。

2011年10月13日 12:52