酒米づくりへの新たな挑戦(5)

  山形県は9月19日、県内231か所の産米DSCN2047.JPG
の放射性セシウムはいずれも「未検出」と発
表しました。県産米の安全性が確認されたこ
とに、生産者はもとより、消費者・関係者から
は一様に安堵の声が上がっています。
 また、台風15号の影響も県内ではほとん
どなく、イネ刈りはこれから本番を迎えます。
 さて、JA金山酒米研究会松沢信矢会長
がより高品質をめざし挑戦する疎植栽培
「出羽燦々」の刈り取りは半ばを過ぎました。
出穂が8月5日頃と早かったため、「出羽燦
々」の刈り取りは金山町ではもっとも早いと
のことです。
 疎植栽培と慣行栽培のイネ株を比較すると(写真右下)、疎植の株は丈が短めで、モミは丸々と太り、実りはよさそうにみえます。
 大粒で、しかもタンパク含有率が低い酒米に仕上げるため、玄米の調整には2.1mmの網を使用します(通常は2.0mm)。
 高品質の酒造好適米「出羽燦々」づくりに向け、松沢さんの挑戦は続きます。
 DSCN2048.JPG  DSCN2057.JPG
                           疎植(左) 慣行(中・右)

2011年9月22日 11:48