アスク試験田の成育状況(8月18日)

出穂.JPG アスク試験田の酒造好適米品種は、出穂後の連日の暑さによって、登熟スピードが早まり、早生品種の穂はすでに黄金色になっています。
 8月6~17日の平均気温は28.4℃)と高く、猛暑だった昨年の27.8℃(同)を上回っています。また、最低気温も高く、山形市では8月11日に26.9、17日には26.6℃の熱帯夜でした。
 米の品質は、出穂後20日間の平均気温が27℃以上の高温条件で急に低下します。背白米・基白米と呼ばれる白未熟粒が発生するためです。とくに、夜温が高いと、品質の低下を助長します。その典型的な事例が昨年でした。
 気象予報によれば、暑さもここ数日とのことですが、昨年の二の舞を演じないよう、落水を遅らせるなど、水管理に手を抜かないことが肝要です。
登熟.JPG

2011年8月18日 11:31