アスク試験田の成育状況(7月20日)

気象経過(23年.JPG
            成育の推移(平.JPG
 山形は7月6日から最高気温30℃以上のDSCN1776.JPG
の暑さが15日も続いています。昨年を上回るほどの暑さです。
 試験田の酒造好適米品種の成育は、草丈や茎数はほぼ平年並みですが、この暑さで、出穂は昨年と同様に平年より4~5日は早まると見込まれます。早生品種「はなの舞」には走り穂がみられ、中生~晩生品種も一斉に茎が大きくふくらみ(穂孕期)、出穂が近いことを知らせています。
 もし、8月もこの暑さが続くと、高温障害による品質低下が懸念されます。玄米の背部や基部にデンプンが十分に貯まらず、光沢のない、白い粒(白未熟粒)が多く発生します。
 前年の品質低下の二の舞は演じないという心意気で、出穂後のこまめな水管理を行うことが栽培のポイントになります。

 

2011年7月20日 11:38