高品質酒米づくりは基本技術の徹底で

DSCN1097.JPG 2月16日、酒米の里づくりフォーラムが開催され、優良酒米コンテストで「酒米の里」金山から次の3名の生産者が表彰されました。
 知事賞:出羽燦々の部 丹 隆一氏(写真左)
        美山錦の部  阿部信広氏
 協議会長賞:出羽燦々の部 天口直浩氏
まさに、JA金山町酒米研究会の面目躍如というところでしょうか。
 研究会メンバーが生産する出羽燦々の品質は、アスクが毎年分析し(平成22年産は64点)、その結果に基づいて、生産者自らが穂肥の施用、ケイサン肥料の追肥など、栽培方法の改善に取り組んでいます。
 21年(松沢信矢氏)に引き続いて、22年も知事賞に輝いたのは、メンバーのこうした地道な努力が評価されたのでしょう。そして、JA金山、蔵元、アスクなどの関係機関の支援もあったからと思っています。
 丹氏は酒米作りの要点を、収量目標を500kg/10aと低く抑え、①たい肥1トン+土づくり肥料による土づくり、②成育にあった穂肥量の適切な施用、③出穂後の水管理(地下水のかけ流しなど)にあると、体験談で述べています。
 昨年の8月下旬、丹氏の田んぼを見る機会がありました。地下水のかけ流しで、猛暑にもかかわらず涼風を感じているようなイネ、高品質の酒米づくりには
、”基本に勝る技術なし”を改めて思い知らされました。

 


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   丹氏の出羽燦々と地下水かけ流し(22年8月21日)
                 
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 酒米研究会はフォーラム終了後、アスク酒米の精米工場を視察
                   

2011年2月18日 10:57