大雪の年は豊作か?

積雪量と作柄.JPG 立春を迎え、降り続いていた雪も一服、ここ数日は冬晴れの空の青さが雪に映えまばゆいばかりです。
 県内の積雪は2月1日現在で、山形市57cmですが、豪雪地の尾花沢市で213cm、西川町大井沢で296cm、そして大蔵村肘折では345cmとなっています。久しぶりの大雪に驚いています。
 さて、”大雪の年は豊作”と昔からよく言われています。そこで、過去30年間の尾花沢市の最大積雪深とその年の米作柄指数との関係を調べてみました。尾花沢市の平年の最大積雪は140cmで、平年より雪の多かった16年間のうち、山形県の作況指数101以上が8年間、50%?の確率のようです。
 確かに、グラフから機械的にみれば一定の関係はなさそうです。でも、なぜそう言われ続けてきたのでしょう。かって、灌漑設備が未整備であった頃、雪解けの豊富な水は豊作を恵んでくれたことでしょう。そしてまた、遅い雪解けを待って農作業に精をだす農家にとって、大雪で苦労した分、米は豊作であって欲しいという願いもあったからではないでしょうか。
 
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 冬晴れの空にくっきりと姿を現した月山(左)と蔵王連峰(右)(2月2日:いずれもアスク屋上から) 


 

 
 
 

2011年2月 4日 11:56