「つや姫」など、山形県産4品種が「特A」ランクイン

つや姫食味.JPG 日本穀物検定協会が22年産米の食味ランキングを発表。全国の117産地品種のうち、最高ランクである特Aには20産地銘柄が選ばれました。
 その中で、山形県産は全国で最も多い4品種、「はえぬき」(17年連続特A)、「コシヒカリ」(5年)、「ひとめぼれ」(6年)、そして新規の「つや姫」がランクインしました。山形県産米の面目躍如というところでしょうか。
 なかでも、22年にデビューした新品種「つや姫」がわずか1年目で、特Aに選ばれたことは注目されます。
 アスクがサタケ食味鑑定団という機器で分析した結果でも、炊飯米はコシヒカリと比較して、外観は良、粘りと硬さのバランスも良、そして食味はやや良という評価でした。とくに、外観はつやがあり、”名は体を現す”で高いスコアを示しました。
 昨年の猛暑にも負けず品質が低下しなかった「つや姫」、その上、食味は「コシヒカリ」に勝る特性を持っています。この優れた特性は、コシヒカリの血を引くなどの素性の良さに加え、それをさらに引き立てるきめ細かな栽培方法によってより発揮されます。
 「氏」+「育ち」が両輪となって、「つや姫」が山形はもとより、全国の米を席巻するのでないか、大型の新品種に期待は高まります。
 
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 食味鑑定団(サタケ) 硬さ・粘りを測定(中)、炊飯の食味測定(右)、「つや姫」の食味値

2011年2月14日 13:47