酒造好適米の品質調査スタート

 アスクから眺望する月山、蔵王の山頂は紅葉から一転して白銀へと変化しました。秋を感じないまま、山々には一気に冬が訪れたような気がします。
 さて、米の出荷も一段落し、酒造好適米のサンプルが全国の産地から送られてきました。本年産酒米の品質調査スタートです。
 今年の猛暑が酒米の品質にどう影響するのか、調査・分析し、そのデータを解析しておくことは、今後の酒米づくり
にとって大切な情報になります。
 調査するのは玄米タンパク含有率、千粒重、整粒歩合、心白率、胴割粒歩合など、酒米の品質にとって大切な特性です。タンパク含有率は専用の機器で分析、心白率・胴割粒歩合などの品質は穀粒判別器で行います。それらのデータと解析結果は、生産者と蔵元に直ちに送られます。
 毎年毎年異なる気象条件のもとで生産される米、その品質を調査・分析し、データを蓄積し、米作りや酒造りに活用する、酒米の品質向上を図る上で、生産者・蔵元にとっても貴重な情報になるでしょう。
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 品質・食味検査室(アスク)        穀粒判別器(心白・胴割粒などの測定)    

 


 
 
 

2010年11月 1日 12:23