例年より7日早いアスク試験田の刈取り
アスク試験田のイネ刈りは例年より7日も早まり、9月6日にスタ-トしました。
試験田は、酒造好適米「山酒4号」、
「羽州誉」、「龍の落とし子」、
「改良信交」、「酒未来」、「京の華」
(写真右から)の原々種子(一番もとになる種子)生産が主です。種子の生産ですので、他品種と混合しないよう、また、他品種が混じっていないか、一株一株チェックしながらの手刈りです。刈り取った稲束は6尺の稲杭に架け、自然乾燥します。
原々種子は来年は10アールほどの面積で原種として増殖されます。そして、原種が再来年には生産者用の種子となります (県の奨励品種出羽燦々は、原々種子→原種子→指定種子→生産者の流れとなっています)。
原種の刈取り・乾燥は面積が大きいので、種子用コンバイン、種子用乾燥機による作業体系です。もちろん、作業機械類は品種ごとに、一粒も見逃さない綿密な掃除が行われます。
厳密な種子生産があってこそ、品質のよい酒造好適米が生まれ、芳醇な酒を醸す、これが酒米を扱うアスクのモットーなのです。
2010年9月13日 15:04