例年より7日早いアスク試験田の刈取り

 アスク試験田のイネ刈りは例年より7日も早まり、9月6日にスタ-トしました。
試験田は、酒造好適米「山酒4号」、DSCN0858.JPG
「羽州誉」、「龍の落とし子」、
「改良信交」、「酒未来」、「京の華」
写真右から)の原々種子(一番もとになる種子)生産が主です。種子の生産ですので、他品種と混合しないよう、また、他品種が混じっていないか、一株一株チェックしながらの手刈りです。刈り取った稲束は6尺の稲杭に架け、自然乾燥します。
 原々種子は来年は10アールほどの面積で原種として増殖されます。そして、原種が再来年には生産者用の種子となります (県の奨励品種出羽燦々は、DSCN0840.JPG原々種子→原種子→指定種子→生産者の流れとなっています)。
 原種の刈取り・乾燥は面積が大きいので、種子用コンバイン、種子用乾燥機による作業体系です。もちろん、作業機械類は品種ごとに、一粒も見逃さない綿密な掃除が行われます。
 厳密な種子生産があってこそ、品質のよい酒造好適米が生まれ、芳醇な酒を醸す、これが酒米を扱うアスクのモットーなのです。
 

2010年9月13日 15:04