今年の米づくりスタート

さあ、今年の米づくりがスタートです。よく稔ったタネを選ぶ「塩水選」の作業、毎年繰り返される作業ですが、いつも緊張感が漂います。
農政がめまぐるしく変化する昨今です。米をめぐる情勢は厳しいものがあります。でも、消費者に安心して、喜んで食べてもらえる米を作ろう、この気持は変わることはありません。
寒さがすこし和らいだ4月1日、こんな意気込みをもって、山形市前明石の平吹正直君宅で作業開始です。彼は、大規模米生産農家の若手です。
息子の「陸」君、そして間もなく小学校への入学式を迎える娘の「真菜」ちゃんが早速お手伝いです。「浮いたもみはご飯をいっぱい食べないからだ」と祖母から言われ続けた教えを、兄妹同志で会話している、このほほえましい情景も、農作業の生きた教材でしょう。
  この日は、酒米品種で来年の種子とする「羽州誉」、「龍の落とし子」、「酒未来」、「改良信交」などを塩水選しました。塩水選後は浸種といって、発芽に必要な水分を吸収させるために、10日間ほど水つけしておきます。

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2010年4月 2日 10:56