酒造好適米「出羽燦々」のさらなる品質向上へ取り組む

山形県酒造好適米「出羽燦々」の21年生産量は1657トン(22年1月末)、全国では山田錦、五百万石、美山錦に次いで第4位となっています。 その主要生産地が「酒米の里」金山町です。
本ページでも金山町についてはたびたび紹介していますが、このたび、、金山町酒米研究会会長松沢信矢氏の「出羽燦々」の品質が高く評価され、見事県知事賞を受賞しました。
松沢氏の酒米づくりの基本は、長年にわたる土作りにあります。こうした地道な努力が、高品質米を生んだ、といっても過言ではありません。受賞は松沢氏のみならず、研究会メンバーのタンパク含有量を低くするなどの品質向上への取り組み、さらには、JA金山、蔵元、関係機関、それにアスクの支援なども、評価されたものと思っています。
ただし、21年産「出羽燦々」の品質は、出穂期前後の日照不足によって、心白の入りは高くなかった、登熟期後半の低
温による刈り遅れで胴割れが例年より多かったなど、品質は総体的にやや不良であったという点は反省しなければなりません。
22年の「出羽燦々」づくりの課題は、これらの反省に立って、土づくりを基本とし、気象変動に即応し、さらなる品質向上に取り組むことにあります。あぜ道氏も微力ながら、支援をしていきます。

DSCN0457.JPGのサムネール画像sinnpaku.JPG

知事賞を受ける松沢信矢氏(写真左)       8月上旬の日照時間と心白率との関係(金山町)








 

























































 

 

 

 

 






2010年2月26日 11:29