一面の青田に麦秋をみる

「一点の偽りもなく青田かな」(山口誓子)。一面に広がる田んぼの緑は、一段と濃さが増してきました。その中に、麦秋をみるのも今の節です。
アスク試験田の稲の生育は、平年に比べて草丈はやや長いものの、茎数はやや少ないようです。まだ、田植え時の植え傷みが若干影響しているのかもしれません。
例年ですと、これから7月下旬にかけて太平洋岸からのヤマセが吹走します。冷害をもたらす気象です。最近では、”温暖化現象”のみが注目され、冷害はすっかり片隅に置かれています。 油断大敵、低温襲来には、きめ細かな水管理で稲を守ってやるのが基本です。

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2009年6月22日 11:24