機能性をもつ米とは

ホームお米の話お米のいろいろ > 機能性をもつ米とは

健康食品用

健康食品用の素材用として、巨大胚米と有色米があります。
玄米を水に漬けて発芽させると、胚芽の部分で「GABA(γアミノ酪酸)」が顕著に増えます。GABAはアミノ酸の一種で、血圧上昇抑制効果などいくつかの薬理効果が知られています。このため、機能性に富む発芽玄米は最近急速に市場が拡大しています。

 このGABAを効率的に利用する品種として「はいみのり」が育成されました。「はいみのり」の胚芽は通常品種の3~4倍の大きさで、GABAも4倍ほど多く蓄積されているといわれています。

 発芽胚芽米有色米は、玄米の表面にタンニン系やアントシアン系の色素をもつ米です。赤米は、玄米の糠層にタンニンやカテキンを、紫黒米はアントシアンの色素を含んでいます。これらの色素成分は、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用をもつ健康食材です。 紫黒米の品種では、朝紫(糯)などが育成されています。

 

赤米 黒米
赤米  黒米

 以上の新形質米のほかに、アセチル・ピロリなどの香り成分を含む香り米、千粒重が28グラム以上もある大粒米、逆に千粒重が17グラム以下の小粒米などがあります。
新形質米品種の栽培は、低アミロース米を中心に拡大傾向にあります。販売ルートは、集荷業者を通すもの、インターネットや宅配よる消費者への直接販売、生産者自らが商品開発をして道の駅で販売するなどさまざまです。
また、一般品種は県の奨励品種として、農家に普及するのに対し、新形質米品種は農家自ら取り組む例が多いようです。
今後は、米粉パン用に適する品種、新たな機能性をもつ品種、食生活の多様性に対応した特徴ある食味をもつ品種などの開発、さらには、これら品種の加工性や製品開発などがなされるでしょう。

 米をご飯として食べるものから、粉として、機能性食品として、その需要拡大が期待されています。