米づくりスタート

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稲の一生を、農家は苗を育て、田植えをし、水や肥料を与え、病害虫、雑草、自然の災害から守るなど、いろいろな世話をして助けます。昔から、稲を育て、お米を生産するには、「米」の字にたとえて「八十八」の手間がかかるといわれています。
毎日食べる「おいしいご飯」、そのお米は、どのようにして作られるのでしょうか。山形県のお米づくりを、田んぼの一年を追いながら綴ってみましょう。

【3月 良い種を準備する】

塩水選で重い種もみを選ぶ

種もみは比重の大きい、中身が詰まっているのを選びます。その方法が塩水選です。塩水の中に種もみを入れて、浮かんでくる軽いもみを取り除きます。
一般に使われる塩水の比重は、うるち米が1.13(水10リットルに塩2.1kg)、もち米は1.08(水10リットルに塩1.3kg)です。

塩水選
塩水選 

塩水の比重は、比重計ではかりますが、比重計がなくとも、新鮮な生卵を浮かべ、底に立つのが1.08、水面に浮いて寝た状態が1.13と判断してよいのです。
塩水選したあと、種もみはすぐに水でよく洗って、塩分を除きます。

苗の病気を防ぐ種子消毒

種もみの表面には、いもち病や、ばか苗病などの病原菌が付着しています。もみが発芽するときに病原菌も繁殖し、苗に病気を起こしますので、薬剤で消毒します。
最近では、農薬を使わないでお湯で消毒する、温湯浸法が普及しています。

種もみに水分を吸水させる浸種

種もみを水に浸して発芽に必要な水を吸わせ、発芽準備を完了させることを浸種といいます。
種もみは乾もみの時は15%ほど水分を含んでいます。発芽するためには、25~30%の水分含量まで増えなくてはなりません。そこで、十分に吸水させ、発芽を早め、芽の出方を揃えるのが浸種の主目的です。

 浸種の日数は、水温と関係し、毎日の平均水温を足して120℃になる、すなわち、10℃では12日間、15℃では8日間が目安となります。10℃ほどの冷たい水でゆっくりと浸けるのがよいでしょう。

浸種
浸種