酒造好適米品種の千粒重大(アスク試験田)

気象図.jpg千粒重の推移.jpg アスク試験田近辺の刈り取りは終え、コンバインが行き来した田んぼには久しぶりに秋雨が降り続いています。
 さて、アスク試験田で収穫した酒造好適米品種の作柄については調査中ですが、その中で、玄米千粒重が大きく、ふるい目2.1mmの粒厚歩合が高いことがわかりました。中生群(出羽燦々、出羽の里、山酒4号(玉苗)、酒未来)平均値で、千粒重27.7g、粒厚歩合87.4%、ともに試験田設置(平17)以来の最高の値を示しています(下図 黒棒、赤実線)。その要因の一つが、穂孕期間(出穂期前10~15日)が多照で経過した(上図)したことで、モミ殻が大きく形成されたことにあるのでないか、と考えています。
 収量、品質などの調査はこれからです。それらの結果と解析は逐次本ブログで紹介します。  

2021年10月12日 11:40