"ゆびきりげんまん"恒例の青田巡回

DSC_0806.JPG鳥海山を背に出羽燦々圃場にて
DSC_0805.JPG 無題.jpg
調査するアスク社員           図中の赤丸が予測値

 JAおいしいもがみ酒米研究会”ゆびきりげんまん”(代表指村貞芳さん)グループが8日、恒例になっている青田巡回を行いました。メンバー14名、JA,アスク総勢20名が軽トラを連ね、酒造好適米「出羽燦々」、「雪女神」、「美山錦」の田んぼを巡回、穂肥(出穂前20日ころの追肥)の適期を診断し合いました。今年の巡回は、雪女神が昨年の2圃場から一気に8圃場と増え、本品種の生育状況が注目の的です。
 田んぼは中干しに入っており、乾きは良好です。ヤマセの涼しい風が吹く中でアスク社員が草丈、葉色を測定、その結果、「出羽燦々」の草丈は平均56㎝で短め、葉色(SPAD値)は37で並み、生育は3日ほど進んでいることから、穂肥はN成分で1.5kg/10aを、7月第3半旬中に遅れずに施用するよう診断しました。また、これまでの調査データで作成した7月10日の草丈×葉色と玄米タンパク質含有率との関係から、調査値をグラフにプロットすると、本年産の玄米タンパク質含有率は7.2~7.3%(図中赤丸)と予測しました。さてどうでしょうか?。
 ゆびきりげんまんが酒米づくりを手掛けて10年目、メンバーのうち二人が昨年の県酒米コンテストで受賞するなど、品質は着実に向上しています。本年もまた上位受賞を期待し、懇親会が大いに盛り上がったのは言うまでもありません。

2019年7月 9日 11:03